少し前からトレンドスタイルとして注目されている「ウルフスタイル」。
2000年代にも流行っていたけど、昔と今とでは何かが違う。でも何が違うのだろう・・・
そうお考えではないですか?
確かに以前流行ったスタイルでありますが、昔のウルフとは違うポイントがいくつかあります。
それに加えて、様々なテイストのウルフスタイルがあり、デザインの幅も広くなっています。
今回は昔と今のウルフスタイルの違い、様々なウルフのデザイン、顔型による似合わせ、提案術についてお伝えします。
今どきのウルフスタイルを理解して、お客様にトレンドスタイルを楽しんでいただきましょう!
今流行っているウルフと昔流行ったウルフには、大きく分けて3つの違いがあります。
①RPの長さ設定
②ネープの毛量
③フォルムとスタイリング
3つの違いをまとめると、以下の表のようになります。
「あれ?なんか昔っぽくなっちゃった…」とならないように、この3つのポイントをしっかりおさえてスタイルを作りましょう。
では具体的にどのような違いがあるのかを見ていきます。
RP(ルーツポイント)とは、後ろの正中線上にある表面の髪、またはその根元をさします。TP(頭の頭頂部)より、約4㎝~6㎝後ろにあります。
今のウルフは、一部のスタイルを除いてはRPの設定が長めな傾向があります。
具体的には、下の画像のスタイルの様に、RPの長さ設定がぼんのくぼ付近から下であることが多く、それによってウエイトの位置も低めであると言えます。
昔のウルフは、下の画像の様にRPの設定が短めな傾向があります。
具体的には、ロングスタイルを除いてはRPの長さがぼんのくぼ付近より短いことが多く、それによってウエイトの位置も高めであると言えます。
引用元:Google画像検索「ウルフカット ショートレイヤー」
今のウルフは、下の画像の様にネープに厚みがある傾向があります。ですが、毛先の質感は軽くなっているのが特徴です。
厚みというのは、アンダーセクションのエリアのカットライン自体の厚みを指します。
ワンレングスに近い、幅の狭い段差でカットされているのもが多くあります。
昔のウルフは、下の画像の様にネープが軽い・薄い傾向があります。
アンダーセクションに幅の広い段入っていて、セニング等での削ぎもしっかりと入っています。
スタイルを作る際にはアンダーセクションの段差の幅の設定に注意しましょう。
今のウルフは、トップの落ちてきたところに厚み(重み)を出し、その下にくびれのあるメリハリのあるフォルムです。
全体的にカールしている、もしくはパーマがかかって、柔らかく動きのあるスタイリングである傾向があります。
ネープの長さが肩付近のスタイルは、ネープを外ハネにスタイリングされているのもが多くあります。
昔のウルフは、自然な頭の丸みのフォルムです。
トップ・ミドルセクションまでがショートレイヤーのようなラインで、アンダーセクションは長く軽いからです。
トップの髪の毛は立たせて動きを出しますが、全体的にはストレートでシャープなスタイリングである傾向があります。
メンズスタイルは、外ハネさせることもありますが、女性のスタイルは首に沿わせるようにスタイリングされているものが多くあります。
引用元:Google画像検索「ウルフカット 昔 ストレート シャギー」
ウルフカットと、最近よく目にするマッシュウルフにはどのような違いがあるのでしょう。
それぞれの定義は・・・・
省略
実際にスタイルをカットします。長さとテイストを分けた次の5つのスタイルです。
段の入れ方や質感の調整、顔まわりのデザインで、
※全てRPC理論でカットします。RPC理論は日本カットアカデミーが考案したカット理論です。
省略
★ポイント
◎アウトライン
「形」
バック・・・床平行
サイド・・・前髪の端とサイドの終わりを前上がりにつなぐ
「長さ設定」
バックセンター・・・肩から7,8㎝下
◎前髪
「形」
黒目の外側から黒目の外側まで・・・床平行
「奥行と横幅」
奥行き・・・TP
横幅・・・黒目の外側
「長さ設定」
前髪・・・目の真ん中
◎RP
カールして唇
◎コーナーチェック
バック・・・なし
サイド・・・丸み
続きはオンライン講座でご視聴いただけます
簡単にポイントがつかめて、明日からすぐに提案できるようになる内容になります。
なぜ、簡単に理解できて、明日からすぐに提案できるかというと、理由は次の3つです。
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仕事がやりがいと充実感のあるものになります。
価格:10,500円(税抜)
対象:日本カットアカデミー前半コース、後半コース修了者、または現在受講中の方
*理論的に解説していますので、アカデミーで理論を学んでいる最中の方、または終了した方が対象となります。
アカデミー未受講生の方も、ご利用いただけますが、不明な点が出てくる可能性があります。未受講で基礎から理論を学んでいないためです。
アカデミー未受講生の方は、対象者がアカデミー受講生であることをご理解の上ご利用ください。
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