実技試験では、次に掲げる事項について「定められた時間内に正確にカットができること」がもとめられます。
・床平行ワンレングス
・45度グラデーション
・ロングレイヤー
・セイムレイヤー
・スポーツ刈り
また、カットの過程のスキルとして下記の事がもとめられます。
①アウトサイド・インサイドカット
各切り方のハサミの持ち方と、開閉を理解し、スタイルに応じて適切なシザーワークができること。
②コームワーク
フロントシェイプ、バックシェイプ、すくい刈り持ちのコームの持ち方、動かし方、用途を理解し、スタイルに応じて適切なコームワークができること。
③姿勢
アウトサイドカット、アウトサイドカットの手の位置、足の位置、姿勢を理解し、実際に行うことができること。
④ポジション
カットする際の立ち位置を理解し、スタイルやカットする場所に応じて、適切なポジションをとることができること。
⑤正しい角度でカット
スタイルに応じたパネルの引き出す角度と方向を理解し、実際に指定されている角度でカットすることができること。
⑥左右対称にカット
各ポイントの長さ設定、パネルの引き出す角度と方向、点とガイドの関係を理解し、左右が対象にカットすることが出来ること。
*スタイルの切り方、手順は自由。ただし、指定の長さ、指定の角度の切り口になっていること。
1.各動画を視聴しながら実際にウイッグでカットをしましょう。(最初は規定より長めの長さで一通りカットをします。それを繰り返し、徐々に試験規定の長さまでカットを繰り返ししていくと良いです。)
2.一通りカットするごとに、チェック項目を見て正確にカットできたかどうかを確認しましょう。
3.1~2を繰り返して合格基準に達するまで練習をしましょう。
カット初心者の方は下記の順番で練習に取り組むと効果的に進めますのでお勧めです。
①45度グラデーション
②スポーツ刈り
③セイムレイヤー
④床平行ワンレングス
⑤ロングレイヤー
1.もみあげの長さは耳たぶ下1cm〜1.5cmで、左右の長さがあっている。(3ミリ以内のずれは合格範囲です。)
もみあげは、耳たぶ下1cm〜1.5cmの長さで設定しましょう。
左右のもみあげを真下におろしてもみあげの生え際からコームを当てて、左右の長さがあっているかどうかを確認しましょう。
3ミリ以内の誤差までは、スタイルに影響が出ません。
2.ミドルセクションが縦スライス90度方向で切り口がスクエアになっている。(5度以内のずれは合格範囲です。イヤーツーイヤーの縦のラインをチェックする。)
ミドルセクションを引き出した時に頭皮に対してでなく、壁があると考えて90度方向に引いて切り口がスクエアになっていることを確認しましょう。
3.ミドルセクションが縦スライス90度方向で切り口がスクエアになっている。(5度以内のずれは合格範囲です。左右バックサイドの縦のラインをチェックする。)
左右の、バックサイドとバックセンターの境目の部分を縦スライスで引き出し、90度の方向で切り口がスクエアになっていることを確認しましょう。
4.TMP床平行下のガイドライン(点)からミドルのセクションがカットできている。
バックのセクションを縦スライスに引き出し、バックのブロッキングラインの下に作ったガイドラインと、その下につながるラインがつながっていることを確認しましょう。
ガイドラインだけがとび出ていたり・・・