(1)展開図の書き方
展開図の理解では、試験で「基本の展開図が書けるように、展開図に関する一般的な知識を有すること」がもとめられます。また、「次に掲げるスタイルの展開図について、一般的な知識を有すること」がもとめられます。
・床平行ワンレングス
・グラデーション
・レイヤー
・ロングレイヤー
・セイムレイヤー
・ロングレイヤー
・スポーツ刈り
(1)展開図の書き方
展開図の書き方の基本は、下記の2つのポイントで書きます。そのことで、わかりやすく、明確にスタイルを理解することが可能になります。
1.3セクションで展開図を書く
図1
展開図の書き方の基本は、図1のように頭を3セクションに分けて書きましょう。
2.切り口がスクエアになる角度で書く
図2
図2はよくある展開図です。これを見てなんとなくわかっても、明確にはわかりません。 しかし、この展開図を切り口がスクエアになる角度で書き直すことで、明確にスタイルを理解することができます。
図3
図3は図2のミドルのセクションを切り口がスクエアになる方向へ、書き直した展開図です。この時のポイントは、角度の尺度を用いて、何度でスクエアになるかを見ることがポイントです。
角度の尺度
上図のように、角度は上が180度、下が0度、横が90度という角度の尺度を使います。そして、180度と90度の間の135度、90度と0度の間の45度の角度も見ます。
さらに、135度と90度の間の112.5度・・・
(2)スタイルから見る展開図の書き方
展開図の書き方を基に、次はスタイルを見て展開図が書けるように、書き方を紹介します。書き方は次の2ステッップになります。
1.3セクション(トップ・ミドル・アンダー)の髪を書く
2.スクエア方向で展開図を書き、角度を記入する
1.3セクションの髪を書く
画像1
画像1のスタイルで見ていきます。
フロントの展開図の見方
フロントの展開図の見方は、上の画像のようにトップ、ミドルの各セクションのポイントの髪を見て, 展開図を書きます。
画像2
①正面から見たトップポイント付近の表面の髪を見ます。
画像3
②トップセクション下(ミドルセクション上)の髪を見ます。トップセクション下の髪は、表面の髪と内側の髪の中間にあります。
画像4
③これらの髪がどの角度でスクエアになるかを見ます。
トップのセクションは約90度のレイヤーということがわかります。
画像5
④次に、ミドルセクションの上・・・
練習問題
【問1】図の展開図は、トップ・ミドル・アンダーは何度でカットされているか?下記の中から選びない。
1.T:約90度 M:約67.5度 U:約22.5度
2.T:約67.5度 M:約45度 U:約45度
3.T:約112.5度 M:約90度 U:約67.5度
4.T:約67.5度 M:約67.5度 U:約22.5度
【問2】画像の展開図は、トップ・ミドルは何度でカットされているか?下記の中から選びない。
1. T:約45度 M:約22.5度
2. T:約90度 M:約22.5度
3. T:約90度 M:約0度
4. T:約45度 M:約90度