サイドは前下がり、バックは床平行になると良いです。
理由は、手順①を切る際に、2線目以降のパネルの引き出す方向を、1線目と同じ方向(1線目の中心直角方向)で上までカットするからです。
2線目以降は左下の写真のように、これから切りたい髪の中心直角方向ではなく、右下の写真の様に1線目と同じ方向(1線目の中心直角方向)で切ります。
そうすると、フロントの長さが長くなり、バックの髪の方が短くなります。
そのことで、サイドは前下がりになります。今回の切り方では、サイドは少し前下がりになるのが正解です。
②は①の1スライス目のサイドの切り終わった端の髪と、全部が同じ長さになるようにカットします。
そうすると、床平行のラインが出ます。そのまま手順③は②のラインい合わせてカットしますので、バックの仕上がりは床平行になります。
しかし、上の右側の写真の様に、同じ長さではなく、短く切ってしまうと前下がりになってしまいます。
そのため、②を切る際には、サイドの切り終わった髪の長さが何センチかを測って、その長さと同じ長さになるように、長さを確認しながら切ると良いです。
切りすぎる方は、サイドの切り終わった髪の長さが10cmとした場合、少し長めの11㎝くらいでカットしてみます。
長さを測ってみて、1cm長ければ、1cmだけ切りなおすと良いです。もし、長めに切ったつもりが、たまたま丁度10cmくらいであればそれはそれでよいです。
ポイントは、短く切ると修正できないので、短く切る可能性がある方は、長めにカットして、確認し、調整していくようにする方が確実に切ることができます。
下記の記事の一番下に②の切り方の動画があります。そちらも参考にしてください。
また、同じ長さで切れていても、そもそものブロッキングが前下がりになっていると同じ長さで切ると、ブロッキングラインに平行な前下がりのラインが出ます。
そのため、ブロッキングを取ったら、目線の高さをブロッキングの高さに落として床平行かどうかを確認してください。
そして、床平行になっていれば②をカットしてください。